全体的な勉強計画
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まあ、300点分もありますから、ここの対策がいちばんネックになるでしょう。
たしかに、東工大の数学は簡単じゃないですよ。
でも、2019年第4問みたいな問題ばっかりでもないです。
きちんと対策すれば合格点にまで届かせることはそこまで難しいことではないと思いますよ。
その対策が大変なんですけどね。
基礎
当たり前ですが、基礎ができていないとなんもできません。
冗談じゃなく、本当になんもできません。
その後の応用的な勉強も意味がありません。
動画でも何回も言っていますが、本当に基礎は大切にしてください。
どのくらいやるのか。
まあ、自分で問題集を一冊仕上げるとき、パッと開いたページにある問題がすぐに解けるくらいまではやりましょう。
別に自慢にも何にもならないんで特に気にせず書きますが、私はいまでもできますよ。
つい昨日もやってみましたが、2変数関数の最大最小問題、きっちり解けました。
夏休みにはこの状態まで持っていけているといいと思います。
その参考書、問題集は正直なんでもいいんですが、チャートはやめたほうがいいかな。
問題数が多すぎる気がします。
私は1対1シリーズを6冊きっちり仕上げるのをおすすめします。
まあ、どれを使うかはご自由に。
最後まで仕上げることが重要ですから。
やり方は、まず一回全部解いてみる。
問題に対して◎、○、△、×で評価。
完璧なら◎。
できたけど、ややおぼつかないなら○。
答えをみてから理解したのは△。
答えみてもわかんないなら×(誰かに聞くしかない)。
こんな感じで自己評価をしましょう。
最終的には全部◎までもっていくのですが、○以下だけ2回目以降をやればいいです。
これで、段々やらなければいけない問題を減らしていく、そして周回スピードを最大に持っていくのです。
すでに似たようなやり方、これとは全く違うやり方でやっている人もいるでしょうが、これから勉強を始める人はこれを参考にどうぞ。
過去問
過去問です。
まあ、やらない人はいないと思いますが。
おすすめは青本です。
青本を10年分きっちり仕上げましょう。
やり方は、基礎のところと同じです。
15か年も売っていますが、別に10年でも足りますよ。
まあ、好きなほうを選んでください。
ただし、ここが基礎の勉強と大きく異なりますが、どんな問題もきっちり2周はしましょう。
そして、どこが問題のポイントかをノートかなんかに軽く書いておきましょう。
また、そのノートで△の問題をしっかり復習しましょう。
復習というのは、その問題を基礎レベルまでかみ砕くということです。
基本的に難関大の問題は基礎の複雑な組み合わせにすぎません。
ですから、きちんと基礎がわかっていれば、時間をかけることで解ききれるはずなんです。
その基礎のポイントで自分が抜けているなと感じたところをノートにまとめましょう。
過去問を解いていて抜けているなと感じたらまた基礎に戻る。
どんなときも基礎をおろそかにしてはいけませんよ。
模試
模試は本番のつもりで、その時点でどれだけの点を取れるかを試す場所だと考えましょう。
それが得点力です。
模試の復習は基礎の抜けの確認だと思ってください。
解答解説をみて、まだまだ抜けがあると思ったところを基礎に戻って詰めなおす。
模試っていうのはそういうもんです。
模試の解きなおしとかはあんま意味ないかな。
あと、模試は基礎的な模試がためになると思います。
河合全統みたいなやつです。
あのレベルは満点取れてもおかしくないはずなんです。
だって基礎だから。
だから、あなたの点数はあなたのその時点での基礎の完成度だと思いましょう。
というわけで、駿台全国模試みたいなやつは難しすぎるので、そこまで受験の優先度は低いです。
余談
共通テスト対策が気になるかもしれません。
以下では、センターと呼びます。
センター対策は最後の記述模試が終わったところから始めればOK。
黒本がおすすめですが、10年分を2周しましょう。
解けなかったところは、ノートにまとめましょう。
センター独特の解かせ方がありますから、それをノートにまとめる作業はとても重要です。
また、データの分析など、センターでしか出ないような分野もありますよね。
それもノートにまとめるといいと思います。
分散や標準偏差の公式みたいなものは、そこで覚えるといいです。
センター対策なんて東工大受験にはいらねえみたいな意見があるのは重々承知です。
はっきりいいますが、必要です。
2月の直前期にわざわざ私立を一般で受けに行くんですか?
直前期は東工大対策の最後の仕上げをしなければいけないのに?
というわけで、東工大を受けるのであれば、センター利用で理科大くらいはおさえましょう。
後期のアドにもなりますしね。
また、2021年からは、足切りが倍率でなされるようになりました。
切られないかビクビクするくらいなら、ちゃんと対策しましょう。
センター対策については、また別でちゃんとまとめようと思います。
まとめ
以上、東工大数学の対策について長々と書いてきましたが、とにかく基礎をおろそかにしない、これを徹底してください。
難しい問題集みたいなものはやらなくていいですから。
どうしても演習量に不安だというなら、早慶の過去問でもやっておけばいいと思います。
ちなみに、私はひたすら東工大の過去問を周回していて、早慶の数学の問題は軽くさらう程度しかやっていません。
時間がもったいなかったので。
東工大は入試形式が独特なので、つい尖った勉強法を取ってしまいそうになりますが、地道に基礎を固めるのがいちばんです。
健闘を祈ります。