今回は、『月がきれい』というアニメについて感想をかいていこうと思います。
この作品はオリジナルアニメです。
たぶん、原作とかはなかったと思います。
ざっと内容をかくと、舞台は川越です。
中学生の受験期のお話で、タイトルで薄々気づいているかもしれませんが、恋愛要素もあります。
何組かカップルは出てきますが、主に描かれているのは主人公の安曇小太郎と水野茜のペアです。
文芸少年と陸上少女というなかなか珍しい組み合わせですが、変なごり押し展開や声優パワーで押し切るなんていうことはありません。
ちゃんと心情描写もされているし、中学生なりの価値観でキャラが動いていくので、なんだか懐かしいような感じもします。
純文学を好み、自らも執筆をし、出版社に寄稿する小太郎と、陸上部で実力はありながらも、精神面に難ありの茜がどのように関係を発展させていくのか、ぜひご覧あれといった感じです。
作品内では、小太郎による語りで、太宰などの文豪の名言が引用されるナレーションが時々挟まれますが、基本的には表情などで察しろといった感じです。
似たような作品で『Just Because!』というものがありますが、あれもこの作品と同じく、静かで効果音でガチャガチャしないアニメで、自分はこういった作品が結構すきです。
で、こっからが特に自分に刺さったポイントなのですが、このアニメ、Cパートが基本ありなんです。
小太郎、茜でA、Bパートを進めていきますが、その他のペアなどはCパートの数十秒で描かれます。
これがショートアニメみたいでいいんですよね。
必ず最後までみてください。
あと、これはネタバレになるかもしれないんであまり言いませんが、EDが実は…
OP、ED、挿入歌は基本的に東山奈央さんが歌っていますが、どれもいい曲ですよ。
おすすめのキャラ(ペア)は涼子先生とろまんです。このふたりのCパートはマジでぶっ刺さります。
本当におすすめなんで、なんかアニメみようかなという方はこの作品どうでしょうか。
「わたしにとってそれは…まるで月あかり」