各教科の詳細な勉強法はこちら
私自身は1年間の浪人を経て東工大に入学しましたが、その反省をふまえてどのような勉強をしておけば現役でも合格できるかということを考えました。
こういうしくじり先生的な意見は個人的には参考になるとは思うのですが、浪人したやつの意見なんざ聞きたくねえという方はブラウザバックしてもらって構いません。
- 高1:自分の現状を知る
- 高2前期:教科書レベルを抑える
- 高2夏から後期:数Ⅲ、物理、化学などをやってみる
- 高3前期から夏:受験対策の問題集に取り組む
- 高3秋:ひたすら演習
- 高3冬:共通テスト対策
- 直前期:過去問のみ
- まとめと試験当日の心得:どうせ本番は準備してきたことしかできません
高1:自分の現状を知る
このページに高1でたどり着いている方は、志が高いと思います。
結構なことです。
私自身、東工大受験を決めたのは高2の夏でした。
正直、遅かった気もします。
なにが遅いのかはあとでかきます。
高1の方で公立の高校に進学している方は、ようやく高校受験から解放されて、憧れの高校生活を満喫していることだろうと思います。
行事、部活などに忙殺され、ぶっちゃけ定期テストの勉強なんて一夜漬けのやっつけになっているんじゃないですか?
そういう生活もアリだとは思いますが、そんなことをしている間に、他のコツコツ勉強している人とは確実に差がついているということは認識しておきましょう。
高1のうちに、自分の得意不得意を知り、定期テストの復習はしっかりやっておきましょう。
不得意科目は不得意がマシになるくらいに改善することを当面の目標とします。
そして、なにか受験勉強をしようと思った方はまずは英語と数学をやるとよいと思います。
英語は英単語ですね。
スマホを持っている人は、英単語のアプリをいれてそれ毎日やっとけばいいと思います。
休み時間ごとに10問みたいな感じでやっておけば、1日50問くらいはやるので、結構いいですよ。
数学は基本的な解法を身につけましょう。
特に、数Aの整数とか。
東工大、整数問題やたらでますからね。
高2前期:教科書レベルを抑える
受験勉強を本格的にはじめる準備段階ですね。
受験対策の問題集を解き始めるために必要な知識というものがあります。
それが教科書です。
せっかく良問が掲載されていても、まず基本的な定理や解法が分かっていない人は、それをやっても旨味がありません。
教科書の章末問題などはきちんと解けますか。
高2夏から後期:数Ⅲ、物理、化学などをやってみる
ここがポイントですね。
こういう上級科目みたいなやつは、内容も重たいので、高3からスタートしても遅いんですよね。
以前、私の高校から現役で東京大学に進学した先輩がはっきりと「高校の授業だけでは合格できません」とおっしゃっていました。
その方は、高1のころから大手の塾に通っており、高2には数Ⅲが終わるようなかなり速い進度で受験勉強をやっていたそうです。
そういうことです。
高2が終わるまでに教科書レベルが固まればいいのですから、焦らず進めていきましょう。
たぶん、これをやると他の科目の勉強時間はなくなります。
それでいいんです。
高3前期から夏:受験対策の問題集に取り組む
なにをやるのがいいかはここにまとめておきます。
こういった参考書、問題集を選ぶポイントは過去問です。
過去問を見て、どの程度の問題が出題されるかをみながら選ぶんです。
受験する学校によって基礎のレベルは違います。
それを知るために、過去問をみてレベルを実感しておくことがなによりも大切なのです。
過去問をみてレベルを実感するためには、教科書レベルは理解していないと全部わからないで終わってしまいますから、教科書を固めることも大切です。
それから、英語ですがこれはまとめるほどでもないです。
英文法をやればいいんですから。
Vintageとかを固めましょう。
あとは共通テストで使う国語と社会ですが、たぶんこれらは学校の授業でやっているのでそれで十分です。
基本的な暗記を進めておけば十分です。
高3秋:ひたすら演習
模試なども本格的にはじまっていく時期ですが、このページ通りに進んでいた人はここから過去問研究を始めましょう。
問題集の問題と、入試に出る問題はやっぱり少し違います。
傾向とかもあります。
そういうのを研究していきましょう。
で、どうせ簡単には解けないので、そのときは基礎に立ち返る。
これを焦らずに何度も繰り返していくと、少しずつでも確実に力はつきます。
過去問を取り組んだ1周目は結構時間がかかりますが、焦って雑にこなしてもなんの意味もありません。
模試とかで、基本的な解法なども確認しておきましょう。
高3冬:共通テスト対策
これをはじめる時期の目安は、最後の記述模試が終わった時くらいです。
過去の記事でその理由も含め何度も言っていますが、東工大受験生でも共通テストはまじめに対策すべきです。
過去問、おすすめは黒本ですがそれを何度もやって共通テスト形式の問題や解き方を身体にしみ込ませましょう。
東工大受験生からしたら、共通テストの問題は基本的には簡単ですよね。
でも、時間が足りない、誘導が独特とかなんとかいって解けないんです。
なので、私が個人的に思うのは、共通テストで点が取れないのは圧倒的に演習不足だということです。
難しくはないので、慣れれば解けます。
あと、模試の解き直しとかもしたほうがいいです。
本試とレベルは違うかもしれませんが、知識の確認には役立つでしょう。
直前期:過去問のみ
順調に勉強が進んだ人は、過去問の1周目が終わっていると思います。
ですから、ここからは2周目です。
1周目をきちんとやった人は、結構サクサク解けると思います。
ただ、解けなかったところはきちんと復習しましょう。
とにかく、穴をつぶしましょう。
あと、私立の過去問とかも3年くらい解いてみるといいんじゃないでしょうか。
時間がもったいないのでガチガチに研究する必要はないですが、形式くらいには慣れておいたほうがいいです。
それでも余裕がある人は3周目をやればいいんじゃないでしょうか。
そこまでやったらもう合格ですよ。
自信をもって試験場へいきましょう。
まとめと試験当日の心得:どうせ本番は準備してきたことしかできません
こんな雑な記事を前に書いていたので、一応貼っときます。
入試では解けない問題が出ます。
対策しても、当日想定外の問題が出ます。
英語の英訳、和訳とかそうです。
あんなの前もって用意した知識だけではどうにもなりません。
でも、そこを落としても基本的な問題をしっかり解けば半分はとれますよね。
他の科目もそうです。
解ける問題だけで十分なんです。
過去問をやりこんだ人はわかると思いますが、東工大の合格ラインの55%になら、クソ難問みたいなやつは解かなくても余裕で到達します。
そんな想定外なんてどうせ解けないし、想定内、つまり過去問レベルだけ解けば合格します。
過去問より難しい問題はみんな解けません。
割りきる心も大切です。
健闘を祈ります。