「理系は地理一択」
これは嘘、間違いです。
こういうことを言っている人がもし受験業界にいるのなら、正直呆れます。
もし周りにいたら距離を置いたほうがいいです。
私は日本史選択でしたが、ふつうに90超えましたよ。
やることをきっちりやれば点を取れる科目なんです。
もし、日本史が好きだ、得意だという方は絶対周りの変な意見にのまれず、そのまま日本史選択でいくことを強く推奨します。
共通テストの日本史を知る
これは二次対策でも同じですが、まず自分の受ける入試の問題がどういうものなのかを知らないことにはなんの対策もできません。
共通テストの日本史Bの問題はセンター試験と同様に、古代、中世、近世、近現代からまんべんなく出題されます。
比率もセンターとほぼ同じで、1:1:1:2くらいです。
第1問は総合問題。
第2問は古代。
第3問は中世。
第4問は近世。
第5、6問は近現代です。
配点は1問3か4点。
やや長ったらしい問題文を読みながら、その文中の下線部に対応する設問を問いていくという形式です。
問題には、政治、経済、文化など教科書に記載されているものは基本的に何が出てもおかしくないです。
ところで、この教科書ですが、この試験はオレンジの山川の教科書をもとに作成されているといわれています。
用意するべき教材
これは先ほどもいった山川の教科書です。
そして、できるだけ多くのセンターや共通テストの日本史Bの「本試」の過去問です。
センター試験は難易度の差は多少ありますが、古くても参考になりますし、知識の確認にはもってこいです。
追試もやったほうがいいという人がいますが、やらなくていいです。
追試の問題は質が悪い上に、難易度がおかしいことになっているので、それを勉強しても旨味がありません。
だったら日本史Aの過去問のほうがマシです。
センター試験の大きな特徴ですが、同じ内容で少し問い方を変えただけみたいな問題が何度も何度も出題されるんです。
ですから、過去問は本当によい教材です。
ということで、基本的には教科書と過去問で学習していくことになります。
それ以外は時間の無駄ですからいりません。
一問一答とかアホです。
勉強法
教科書を読みます。
過去問を解きます。
終わりです。
さすがに雑すぎたので、もうちょっと詳しく言います。
まずざっくりと教科書を理解します。
要は高校とか予備校の授業を理解するということです。
不完全で結構です。
その状態で、過去問を開きます。
ここでポイントなのですが、日本史の学習というものはどの時代から始めても構いません。
私の高校は近代からはじめました。
どこからはじめても、日本史の過去問はちゃんと時代ごとの設問になっていますから、学習しやすくなっています。
そして、自分が学習したい時代の過去問を解きましょう。
で、答え合わせの代わりに教科書を読むんです。
そして、その問題の各選択肢に簡単な解説文をつけてみましょう。
たとえば、
米の輸入量を減らすため、減反政策が開始された
→減反政策は米の生産調整のために開始された
こんな感じです。
正文はそのまま理解して覚えましょう。
これをまず全問題で一周やってみます。
これだけでも力がついています。
たぶんふつうに平均点くらいはとれるようになります。
で、ここから2周目です。
そして3周目までいってください。
やることは同じです。
そこまでやればもうかなり力がついていますが、まだ間違えてしまうところがあるかと思います。
不安な選択肢とかもあったでしょう。
そういったところをノートにまとめるといいと思います。
これでまず90は切りません。
まとめ
結局、日本史の問題は過去に出たようなものしか出ないんです。
よくやる誤文の作り方とかあります。
そういったものに気づいてしまえばもう怖いものはありません。
模試ですが、ほぼ意味がないです。
駿台ベネッセとかはかなり本番に近くはなっていますが、他は難易度がおかしいので無視していいです。
復習もいらないかもしれませんね。
最初から最後まで過去問で勉強しましょう。
健闘を祈ります。