まあ、割とあるあるだと思います。
勉強しかしてこなかったので、外の世界を知らないみたいな話はたまに聞きますよね。
勉強がずば抜けてできる、つまり才能がある人は将来的にも研究者などになって勉強で生きていくのだと思います。
ところが、自分みたいな勉強の才能はないくせに勉強しかできない人間がいるんですねこれが。
話がうまい、料理がうまい、暗記がスラスラとできるなど、自分にはない才能を持っている人をみるとさみしくなります。
自分はたしかに受験勉強はできました。
ただそれは、周りより1年分時間を多くかけ、周りが現役の勉強法を継続しているところ、自分は全部やり直そうとして、その結果偶然正しい受験勉強のやり方に気づけたからというだけです。
しかも、受験勉強なんてものはもう使い物になりません。
強いていうのなら、院試で使えるくらいでしょう。
ぶっちゃけ、いまは自己紹介をすればすごいねなどと言われますが、過去の栄光なのでいつか化けの皮がはがれたらこんなものは終わりです。
これはまずいなと最近思い始めました。
いまはネットが成長して、いろんな尖った才能が評価されるようになりました。
ドラムがうまい人は「叩いてみた」を投稿し、絵がうまい人はピクシブに投稿する。
もちろん、そのすべてがよい評価をもらえるわけではないことはわかっていますが、自分はまず評価される機会すらもらえないのだなと思ったわけです。
後輩とバイトで同じシフトに入ったとき、自分はいちいち処理に時間がかかっていたことを器用にこなしているのを見て、何とも言えない気持ちになったこともありました。
前の記事でも書きましたが、人脈があれば要領よく片付けられる課題を、必死になって全部自分でやっているのはなんともアホらしい、滑稽だと思ったこともありました。
おもしろい、好きだからという理由でここまで勉強してきましたが、やりたいことばっかやっていただけで、もっと重要なことを学び損ねている気がします。